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2019.01.17

即断即決・即実行で勝ち組になる

金川顕教が常々伝えていることのひとつに、
即断即決・即実行というものがあります。
しかし、ほとんどの人は即断即決・即実行しようとしません。
一体なぜでしょうか。

 

もっとも大きな理由として、「情報を集め切らないと不安、怖い」ということがあります。
本当はとっくに結論をだせるのに情報を集め続けます。
この情報がほしい、あの情報がほしい、と集める作業をやめることができません。
もちろんその間は決断も行動もできず、どんどん先延ばしになってしまいます。

 

情報を集めれば集めるほど正しい結論を出せるのであればいいが、
金川顕教が見てきた限りそういうケースはほとんどありません。
多くの場合、すでに十分な情報が集まっているか、いい情報がなくなり
結論の精度が上がらない状況になっています。
より正しい結論を出すためではなく、結論を出したくないばかりに、
情報を集め続けているのです。

 

問題は、本人だけではなく周囲もそれを許してしまい、
情報を集め続ける状況が続いてしまうことです。
実際は、情報を集める時間だけではなく、情報を集める費用も無駄であり、
チームにも迷惑がかかります。
これでは情報収集が役立つどころか、害にすらなってしまいます。

 

このような状況を解決するには、短期間に限って情報を集めることが重要です。
ものによって期間を変える必要があるかもしれませんが、
数時間、数日間、長くても1週間程度で十分です。
情報の量ではなく、情報収集の時間で管理するということです。

 

新たな情報で判断の基軸が左右にぶれてしまう時は、
まだ検討中、情報不足と考えていいでしょう。
しかし、期限内であっても、新たなに得られる情報によってもう判断が揺るがない時、
判断の基軸がブレない時は、
もう今ある情報だけで判断するべきです。

 

この状況になると、当人の中ではほとんど結論が出ているものです。
わかっているのに意思決定するのが不安なために、単に先延ばししたいために、
まだ情報が不足していると言い続けていることが多いのではないでしょうか。

 

その証拠に、上司やチームのメンバーが、「もう判断してもいいのでは」と迫ると、
同感してもらえることがほとんどです。
そうやって迫ってくれる人がいないとずるずるいってしまうのです。

 

ビジネスの世界では1分1秒が貴重なので、それは非常にもったいないです。
コスト削減には力を尽くしても、このような時間削減の可能性に関しては、
どこの会社もかなり甘いように感じます。

 

ここで注意したいのですが、情報収集の際には、
インターネットや新聞などの資料だけではなく、
知見があり、率直に意見を伝えてくれる人にも相談しておくべきです。
土地勘のない分野で、独学で情報を集めると、
方向性を大きく間違えることが多いからです。

金川顕教

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