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2019.01.17

自己啓発~不安を力に変える方法~

不安を起こしているのは、脳にある扁桃体という器官です。
ここから分泌されるホルモンの作用によって、身体がストレスを起こしている状態、
これが生理学的に見た不安の正体です。

 

このストレス反応には、3つの種類があります。

 

①闘争・逃走反応

これは1番最初に発見されたストレス反応で、
一般的に「ストレスがたまる」という状態は、これを指しています。
ストレスを感じた身体が敵と戦ったり、その場から逃げたりする準備を始めるのです。

この反応は、もちろん生存に有利だからこそ身についたものなのですが、
現代人は日常でライオンに襲われたりするような生活はしていません。
敵がいない現代のストレスに対しては、あまり意味がない反応かもしれません。

 

②チャレンジ反応

この反応が起こると、自分の能力を引き出して、
目の前にある課題をクリアしてやるという感覚が湧いてきます。
不安だったものが、ワクワクに変わるのです。
金川顕教的に、ビジネスをする上で大変必要な反応だと思います。

 

③思いやり・絆反応

人とのつながりを強く求めるようになる反応です。
これまた、不安を人間関係を深める可能性に変えることができるわけです。

では、基本的には不要な闘争・逃走反応ではなく、チャレンジ反応、思いやり・絆反応を
不安から引き出すにはどうすればいいのでしょうか?

いたって簡単です。
不安を感じたら「不安が自分の能力を引き出してくれる」「不安が人間関係を深めてくれる」ということを
思い起こすだけで、望ましいストレス反応が起こりやすくなるのです。

不安とは、うまくやるために必要だから起きていることであり、
自分の力を引き出すための道具であるということを常に意識しましょう。

 

仕事で言えば、自分のキャリアやお金に不安があると、
たいていの人は今の職にしがみつき、できるだけ貯金をするという方向に行ってしまいがちです。
これは危険に備えて身を固めるということですから、闘争・逃走反応だと言えます。
これでは可能性は広がらず、いつまでたっても不安を抱えたままです。

 

といっても、無理にリスクを取ったり、やたら消費をするのは間違いです。
合理的な範囲で自己投資するのが1番だと金川顕教は考えます。

 

セミナーに参加して勉強を始めたり、見聞を広めるために旅行をしたり、
できることはいろいろあります。
こうした自己投資をする中で、自然にチャレンジ反応が起きやすくなっていくものなのです。

 

考え方次第で、不安は期待に変えられます。
あなたが何か未知なものに不安を感じるのは、それがあなたにとって新しいことであり、
そこに可能性があるということなのです。

 

そう考えれば、不安は期待に変わり、
むしろ早く不安が来てほしいくらいワクワクするかもしれませんね。

金川顕教

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