「こうしなければいけない」「自分はこうあるべきなんだ」「これをやってしまったら俺らしくない」
「私はこれだけはしたくない」というような、
いわゆる自分ルールは誰もが持っているものです。
金川顕教にだってあります。

しかし、自分ルールをそのまま放置しておくのは危険です。
定期人に見直すトレーニングをしたほうがいいです。
自分ルールを当然のことと思い込み過ぎると、状況が変わってうまくいかなくなってきたとき、
他の方法を考えにくくなるからです。

自分ルールは時として荷物になります。
一度気に入った荷物を一生涯持ち歩き続ける人は多いです。
それは「試しに置いて行ってみる」という発想がないから、
いつまでもいつまでも背負い続けることになるということです。

「～しなければいけない」という言葉が頭に思い浮かんだら一瞬立ち止まってください。
そして、「本当にそうかな？」「もしかしたら違うかも？」「別の方法のほうがいいかな？」
などと心の中で今一度考えてください。

ここまではまるで、自分ルールはよくないというような話をしてきましたが、
金川顕教的には人生の軸とも言えるとても大事なものだと考えています。

しかし、自分の成長に合わせてルールを書き換えていくことが必要です。
以前とは多少違うキャラクターになるかもしれませんが、
「自分はそういうタイプじゃない」「俺はこのキャラを貫き通すんだ」などといきがってはいけません。
また、「このキャラじゃなければ嫌われてしまう」などと考えるのもダメです。
肩の力をスッと抜いて新しい自分を選択してみましょう。

その結果気に入らなかったとしても、意図を持って選んだ行動だったらいつでも元に戻すことができます。
無意識のうちにムダな重い荷物を背負い続けるほうが危険でしょう。
もしうまくいけば、またひとつ身軽な自分に進化できたということです。

金川顕教