金川顕教のベストセラー
ロバートキヨサキの著書
『キャッシュフロークワドラント』(改訂版/筑摩書房)を読むと、
ESBIについて書かれていました。
日本語でいうと、
従業員、個人事業主、ビジネスオーナー、投資家の4種類です。
E=employee(従業員)
S=self employee(個人事業主)
B=businessowner(ビジネスオーナー)
I=investor(投資家)
となります。
殆どの人はEのクワドラント(従業員)で給与を得ています。
また医者、弁護士、会計士など、
より専門的な職業につけばSのクワドラント(自営業者)になることもできます。
でも、EやSのクワドラントにいては、
時間とお金の自由を得ることはできない、
というのがキヨサキの教えです。
では、ファーストトラック(高速道路)にあたるBやIのクワドラントに移行するには
どうしたらいいかというと、
ファイナンシャルリテラシーを身につけて、
同時にお金についての考え方を変える必要があるのです。
またその後出て話題になったピケティさんの本にも、
世界の歴史的な傾向を調査研究すると、労働者が受け取る給与より、
資本家の所有する株や不動産など資産が生み出すお金のほうが多かったのだそうです。
と、いうことが書かれていた気がします。
気がするというのは、
今となるとロバートキヨサキさんの言いたいことがなんとなくわかるのですが、
当時は興奮したまま一気に読んで、
「とにかくラットレースから脱出してお金持ちになるためには
起業するか投資家になれってことなんだな」
ということだけを深く心に刻んだからです。
もちろん、従業員という仕事の仕方を否定するわけではありません。
しかし、もっとお金を稼ぎたいし、自由になりたいという思いは日々大きくなっていきました。
『金持ち父さん貧乏父さん』をきっかけに、
金川顕教はお金や社会、人生のあり方について学ぶようになりました。
そしてどんどんいろいろな本を読んで勉強するようになっていったのです。