「走りながら考える」意識が成功へと近づける
50%くらいで見切り発車することは、
思っているよりリスクが少なく、むしろいいことばかりです。
まず、うまくいけばそのまま早く仕事が終わるかもしれません。
うまくいかなかったとしても、すぐに軌道修正ができます。
もし1週間後が締切りの資料作りを上司から依頼されたとして、
言われたままの締切り設定で取り掛かると、
夏休みの宿題のように結局終わらなかったということもありえます。
もしくは、ギリギリに出したら方向性が違っていて、
すべてやり直しで結局間に合わない、ということもあるかもしれません。
しかし、締切りを4日後に設定し1日目から見切り発車でスタートしていれば、
途中で上司に提出して、違うようであれば修正できるし、
トラブルが起きても本当の締切りまでに間に合わせることが可能になります。
また、新規商品の企画案を提出してくれと上司から依頼されたときなど、
あれこれ頭で考えていても何も出てこないことがほとんどかと思います。
そのような場合には、とりあえず思いついたことを適当に書き出してみると、
意外とアイデアが浮かんだり、一見関係ないような事柄がリンクしてつながったり、
過去に考えていたことが思い出せたりするものです。
適当でも、まずはやってみる。
そういう方向性にいかに持っていくかということが大事です。
ただし、50 %で見切り発車するときは、そのまま突っ走らないことです。
見切り発車でとりあえず提出書類を作りました、
と50 %の完成度の書類を出すのはさすがにまずいです。
また、突っ走って全部やり終えてから、
全く意図と違うものだった、というのも完全に時間の無駄です。
まずはCAPDを回すことを意識してください。
動きながらもどんどん考え、軌道修正して、
50 %で始めても結果として100%に近づける、これが理想です。
これが完璧主義の人ですと、
PDCAで100%計画してから始めるため遅くなります。
またCAPDから始めても、せっかく検証して改善できるのに
なかなか実行まで辿りつかない、ということが出てきます。
見切り発車力のある人は、
重要なポイントだけ押さえて、速攻で取り掛かるためそれだけで有利です。
ただし、PとDを繰り返すだけでなく、
動きながら軌道修正することを忘れてはいけません。
軌道修正のポイントは、
全体像を最初に把握しておくことです。
そのうえで、相手の承認を得てからスタートするようにします。
いちいち面倒だなと思うかもしれませんが、
これが遠回りなようで結局はもっとも効率的です。
例えば書類作りで言えば、
いきなり作って見てもらうというのは避け、
最初に「こういうイメージで作ろうと思っていますが、よろしいでしょうか」
とある程度完成形のイメージを提案して確認しておきます。
それでOKであれば作成し始めて、
作っている最中もできれば3回くらいは上司に確認することを
金川顕教はおすすめします。
うるさいと思われるかもと気が引けるかもしれませんが、
結果的に無駄になるよりは効率的です。
手が空いているなというときに、チャチャッと簡潔に聞けばいいだけです。
そうしておけば、もしミスしたときも挽回が早いですし、
目的が共有されているので早く完成に近づくことができます。
パソコンスキルや作業効率をいくら高めても、
それぞれが勝手に仕事をしていては、全然結果が出ない、効率的ではない、
ということが往々にしてあります。
むろん、いつも同じような書類でテンプレ化されているものであれば、
いちいち聞く必要もありませんが、特に新しい仕事の場合は全体像を把握すること、
完成形のイメージを共有しておくことが重要でしょう。
金川顕教
