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2019.01.23

ためになる話、相手の印象に残るキャッチコピーを持とう

社会心理学において、
認知バイアスと呼ばれるものの
一つに当たる心理学用語です。

 

相手を評価する際、
対象者が持つ目立ちやすい特徴に引っ張られ、
その他についての評価があいまいになる、
という現象を指しています。

 

たとえば次のような具合です。

 

・「顔が好み」である店員さんに対し、
話したこともないのに性格がよさそうだと思い込む

・実績を詳しく知らないのに、
「有名大学出身」と聞くと仕事ができる印象になる

・見た目が冴えない人が、
「年収5000万円」であると知った瞬間から、見る目が変わる

・「好きな芸能人」がCMに出ていると、
その商品を使ったことがなくてもイメージがアップする

 

ハロー効果が日常的に起こっている
現象であることがわかるでしょう。
人脈づくりにあたっても、このハロー効果を応用することで、
自分をより深く相手に印象づけることができます。

 

そのために必要なのが、
インパクトのある「キャッチコピー」です。
そして、その数が多いほど、
相手に興味を持ってもらうための引き出しが多いことになります。

 

もっともわかりやすいのは、肩書でしょう。
「東京大学を首席で卒業」
「公認会計士の資格を持っている」と聞けば、
頭がよさそうだと思うでしょうし、著作があれば
「文章が上手に書ける人だ」
「知識人」だと考えるものでしょう。

 

自分に何らかの特別な肩書があるなら、
それはしっかりアピールすべきです。
恥ずかしがる必要などありません。

 

知ってもらうことから人脈づくりは始まるからです。

 

もし、これといった肩書がなかったとしても、
その他のことでインパクトを残すことは可能です。

 

金川顕教がマジックを習っていたことは
すでにお話ししましたが、これはフルに活用しました。
初めて会った人たちの前で、「マジックが得意です」と言って、
簡単なマジックを披露しまくっていました。

 

そんな人はほとんどいないので、
間違いなく相手の印象に残るからです。

 

肩書や特技のほかにも、
こだわりがハロー効果を生むこともあります。

 

金川顕教の知り合いに、
「ジョニー・デップのファッションを意識しています」
といつも言う人がいます。
これはとてもいいキャッチコピーです。

 

後日、連絡を入れるときも
「ジョニー·デップこと○○です」などと冗談めかして伝えれば
「ああ、あの人ね(笑)」と思い出してもらえます。

 

ただし、効果が生まれるところで
行わないと意味がありません。
マジシャンが多く集まる場で
「マジックが得意」と言っても
恥ずかしいだけですし、
ハロウィンの仮装パーティーで
ジョニー·デップの格好をしても、
目立たず記憶に残りません。

 

自分がつながりたい相手の
属性やTPOを踏まえたうえで、
よりハロー効果が生まれそうなキャッチコピーを
選択する必要があります。

 

そのためには、
できるだけ多くの顔を持っておくと有利です。
キャッチコピーを増やすには、
いろいろな分野について知っておく必要があります。

 

たとえば金川顕教は、月に50冊本を読み、
だいたい1か月で1テーマを学ぶようにしています。
年間で12個、キャッチコピーを増やすことができるというわけです。

 

最近では、「筋トレ」というテーマで、
食事や睡眠について学びました。
もちろん1か月勉強したところで、
ボディビルダーなどのプロには敵いませんが、
少なくとも一般の人よりそれなりに詳しくなっているため、
筋トレやダイエットに興味がある人に対しての
キャッチコピーが増えたことになります。

 

キャッチコピーが多いということは、
それだけ覚えてもらえる可能性が高まり、
必要とされる場が増えるという意味でもあるのです。

 

些細なことでも、
ニッチなことでもかまいません。
つながりたい人、会いたい人が
興味を抱きそうなことから、
取り組んでいきましょう。

金川顕教

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