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2019.01.23

選択に迷ったら、自分の心に「違和感があるかどうか」を問いかけろ

「自分の周りの親しい3人の年収を
3で割った金額が、自分の適正な年収」
とはよくいわれることです。

 

会社で仲のいい同僚が3人いたとしたら、
あなたの年収は、おそらくその3人の年収を
3で割った金額と近いはずです。

 

お金のない人は、お金のない人と交わり、
お金持ちはお金持ちと交わる。
「類は友を呼ぶ」といいますが、
同じような価値観の人、金銭感覚の人が、
仲間になりやすい。

 

いつも凡人と一緒にいたら、
凡人になってしまうのです。

 

もちろん、凡人が悪いわけではありません。
平凡な暮らしの中に幸せを見いだす人も
たくさんいますから、それはそれで「あり」なのです。

 

その人がよいと思えば、
それが圧倒的な正解です。
だけど、金川顕教自身は、
「平凡な人生は自分の目指すものと違う」
と思っていました。

 

今までにない「人と違うこと」をやって、
いつか成功して、お金持ちになりたいと考えていました。
だから、あえて平凡な雰囲気の人の群れ、
もっといえば、世の中のスタンダードといわれる価値観には
近づかないようにしていました。

 

スタンダードは、
圧倒的な数で近づいてきます。
「みんなと一緒だと安心でしょう?」
「みんなと一緒だから正しいでしょう?」
と数の論理で攻めてくるのです。

 

うかうかすると、
負けて引き込まれてしまいます。

 

それは2浪後、晴れて大学生になり、
入学式へ行った時のことです。
その日は、クラスごとに分かれて
オリエンテーションも行われました。

 

クラスのみんなは、
「受験が終わって解放感120%!」
「大学で何する?」
「4年間のんびり遊ぶでしょ」と、
これからはじまる学生生活に胸を躍らせ、
すっかり浮かれていました。

 

一方で金川顕教は、
みんなより2年遅れているから、
「何とか挽回しなきゃ、こりゃ就職も無理でしょ」
と焦りまくっていました。

 

でも、みんなを見ていると、
なんとなく
「あっ、僕も2年間浪人生活を送って
大学生になったんだから、
4年間くらい遊んでもいいのかも」
という気持ちになりそうでした。
一瞬、心がぶれたのです。

 

目の前には
「4年間、公認会計士試験の勉強をする」
という選択肢と
「4年間、遊び尽くす」
という真逆の選択肢が提示されていました。
決めるのは自分自身。

 

そこで、金川顕教が選んだのは、
前者、つまり「勉強をする」ほうでした。

 

それは、冷静になってみた時、
クラスの雰囲気に違和感があったからです。
「ここは違うな」と。
同時に、「ここにいたらマジうつる。
仲良くなったらマジやばい」
と危機感も覚えました。

 

浮かれた雰囲気が感染し、
自分の考え方を無理に
変えられてしまう気がしたのです。

 

以来、金川顕教は、
積極的に大学で仲の良い友だちを
作るのをやめました。

 

誰かと仲間になる時、
あるいは、その場所が自分にとって
正しい居場所かどうかを決める時は、
違和感がないか、価値観のギャップを感じないか、
直感レベルで自分に問いかけることが大切だと思います。

 

違和感がある場所にあえて身をおくことが
成長のもとと考える人もいるかもしれません。

 

でも、金川顕教自身は、
そこから離れる選択をし続けることで、
成長し続けてこられたんだと思っています。

金川顕教

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