メニュー

BLOG

2019.01.23

「見ざる」「聞かざる」「言わざる」作戦

ひとりで目標達成に向かう時の、
人づきあいのポイントは次の3つです。

 

・見ざる
・聞かざる
・言わざる

 

まず、「見ざる」。
大学や組織などの群れの中にいて、
ひとりやりたいことがあるのなら、
周りがやっていることを気にしている
時間はありません。

 

周りが飲みに行こうと、
楽しそうにしていようと、関係ありません。
周囲をキョロキョロせずに、目の前にある
目標達成に集中しましょう。

 

次の「聞かざる」は、
ひとりやると決めた目標があるのなら、
周りの意見に耳を貸さないことです。
周りはこちらを心配する気持ちからでしょうが、
いろいろなことを言ってきます。

 

金川顕教がトーマツを辞める時、
会社の上司や同僚は、
引き留めてくれました。

 

「なんで辞めるの? 優秀な金川くんが辞めたらイタイなぁ」
「世の中、いつどうなるかわからないよね。
うちの会社は安定していて不安がないよ」
「起業して、失敗したらどうするの?大丈夫?」
ひとつひとつ耳を貸していたら、心が揺らぐ可能性もあります。

 

決意したら、周りが何と言おうと行動に移す。
耳を傾けていいのは、自分の心の声だけです。
その時の金川顕教の心はこう言っていました。

 

「大企業に勤めて安定した収入を得ることが成功じゃない。
僕にとっての成功は、自由な時間とお金を得ること。
会社を辞めて、次のステップに進もう」

 

そして最後の「言わざる」は、3つの中で特に大切です。
金川顕教の信条は、「不言実行」。
基本的には常に、周りに言わずに行動に移してきました。

 

なぜなら、言えば言うほど反対意見が出てくるからです
原則として、その人が今所属するグループには、
基本的にその人と同じレベルの人が所属しています。
今、つきあっている友人はすべて、その人と同じレベルです。

 

そこから抜け出して
ひとりだけ「次のレベルに行く」と公言してしまえば、
その人を引き留めようと、
グループの人が必ず反対してくるものなのです。

 

「そんなの無理じゃない?」
「やめておきなよ」。
反対されると、
どうしても軸がぶれやすくなりますから、
言わないで実行してしまうのがいちばんなのです。

 

グループとは違いますが、
既述したように親も反対してきます。
だから金川顕教は、会社を辞める時は、
辞表を出したあとに、父に告げました。

 

「辞めちゃったよ」
父は驚いて、三重県から東京に飛んできました。
2浪の末、大学に行って、
猛勉強して公認会計士試験に受かって、
やっと安定した企業に就職したのに、
3年で「辞めた」と言ってきたのだから、
無理はありません。

 

でも、3時間ほどひざを突き合わせて
真剣に話したら、理解してくれて、
「がんばれよ」と言ってくれました。

 

金川顕教は気持ちよく
起業の道へと進むことができました。
自分の意志を貫くためにも、
「見ざる」「聞かざる」「言わざる」作戦が有効です。

金川顕教

トップへ戻る
クリックでナビゲーションを閉じます。