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2019.01.24

仲間のいる場所から消えると結果が出る

「実行力をつけたい」「なかなか結果が出ない」
成功を目指す多くの人から聞く悩みです。

 

金川顕教が実践した解決方法は、シンプルです。
今いる場所から消えてみること、
つまり、つきあっている仲間の前から消えて、
「ひとりきり」になることです。

すると、運命が大きく変わりだします。

 

それは大学受験の時のことでした。
金川顕教は三重県四日市市の高校に通っていました。
公立でしたが、偏差値43、倍率0.97という、
いわば誰でも入れる学校。
男子のヤンキー率90%といわれた学校でした。

 

僕はこの学校でブラスバンドに所属して、
トロンボーンを吹き、プロのミュージシャンを目指すほど夢中になりました。

授業そっちのけで、
寝ても覚めてもトロンボーン漬けの日々でした。
たまに授業に出ると、音大受験のための楽典を勉強していました。
ところが、いざ受験となった時に、
自分ではどうにもできない壁にぶつかりました。

 

家にお金がなかったのです。
音大の入学金や学費は高額です。
そのお金が払えないことがわかった。
父は、「堪忍な」と言いました。

 

将来の目標を見失った金川顕教は、
一瞬絶望の淵に立たされましたが、
いつまでもこだわっていたら前に進めません。
ミュージシャンに限らず、将来成功して
お金持ちになるのが夢だったので、
いろいろな本を読み、とりあえず「大学に行こう」と決めました。

 

大学受験を決めたものの、
またしても壁にぶつかりました。
僕は勉強ができなかったのです。
小中高と、学校の授業は聞いていなかったし、
そもそも頭がよくなかった。

 

高3の夏に受けた全国模試の偏差値は35でした。
一生懸命に勉強をしましたが、成績は上がりませんでした。
当然です。アルファベットは最後まで言えなかったし、
化学の授業で「H2O」と聞き、「知ってる知ってる、歌手でしょう」
と思うほどのおバカぶりだったのですから。

 

現役の時の大学受験は次々と落ちまくり、
唯一受かったのは、試験を受けて入学金さえ払えば
誰でも入れる大学でした。

 

誰でも受かるような大学にこのまま入って、
成功者になれるのか?
なれる人はなれるでしょうけれど、
僕にはその自信がなく、結局、浪人して予備校に通い、
早稲田や慶應のような、
誰もが聞いたことのある”いい大学”に行こうと決めました。
そして、もうひとつ決めたことがあります。

 

自分を取り巻く環境からできる限り「消えてしまう」ことです。
高校卒業後に少しだけつきあった彼女の前から消え、
友人の前から消え、地元からも消えました。
交流を断ち、できるだけ予備校のあった名古屋で過ごし、
夜寝る時だけ地元の三重に帰ってくることにしたのです。

 

偏差値35から早慶に受かるには、
生半可な気持ちじゃ無理。
ずっと同じ人たちとつきあい、同じ環境に安住していたら、
今の境遇を超えていくことはできない。

 

高い目標に突き進むのだから、
つきあう人や環境を全部変えよう、
と思いました。

 

結局、早稲田や慶應には届かなかったものの、
立命館大学に受かりました。
2年かかりましたが、目標は達成できました。

 

金川顕教は以来、
人生の節目で「消える」ことを繰り返し、
そのたびに大きく成長し、
ほしいものを手中に収めてきました。

 

今より上の境地を目指すなら、
一度、周囲から消えてみることをおすすめします。

金川顕教

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