50%の情報を得たら行動せよ
今の時代、情報収集をしようと思えば、
際限なくできてしまいます。
ただしどんなに頑張ったとしても
この世にあるすべての情報が集まることは絶対にありえません。
だって、集めたそばから、
新しい情報が生まれているのですから。
だからこそ、情報収集は、
どこで終わりにするか必ず線を引くこと。
これは、とても大事です。
たとえばダイエット。
古今東西のよりよいダイエット法をリサーチして、
その中で自分に合ったものを選んだ と思った翌日には、
また別のよさそうなダイエット法に出会う可能性もあります。
もっと楽に痩せられる方法があるかもしれないと
さらに情報収集に励んでも、その間は1グラムも痩せません。
場合によっては逆に太ってしまっている可能性さえあります。
だったら最初の方法を続けていた方がよかった……
ということになることも。
情報収集の目的とは、
最終的に意思決定をして
行動をするための判断材料を得ること。
がむしゃらに100%の情報を手に入れようとするのではなく、
ある程度集まっていればOKというスタンスでいること。
それが成功のポイントです。
情報が足りない分は
ある程度自分で推察しつつ、
とにかく行動することが大事なのです。
ただし、金川顕教の場合は
50%の準備ができたと感じた時点で走り始めます。
何かを始めるときに、最初からうまくいくわけなどないのですから、
試行錯誤しながら、自分なりのベストを探していけばいい。
実際金川顕教の周りでも、
完璧を求め、ひたすら調べまくって計画を立てて
周到に準備しているうちに行動が遅くなる人よりも、
「このへんでとにかくやってみよう」と始める人の方が
明らかに良い結果が出ています。
金川顕教は二浪の末に大学に合格したとき、
大学入学したらすぐに公認会計士を目指そうと次の目標を決めました。
「とりあえず大学生活を送って様子をみてから」
などという考えはありませんでした。
もちろん、公認会計士試験に合格するために
どの学校に通えばいいかという最低限の情報収集はしましたが、
授業内容やカリキュラムにある程度納得できたTACに
4月からさっそく通い始めました。
大学在学中に合格という結果を得られたのは、
このスタートダッシュのおかげだと思っています。
見切り発車でいい。
大事なのは、考えるよりまず動くことです。
「もうちょっとよく考えてから」
「まだ準備が完璧じゃないから」
などというのは、ただの言い訳。
行動しない、できない自分をごまかしているに過ぎないのです。
金川顕教