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2019.01.24

ためになる話、不安はアリ地獄と同じ

ビジネスパーソンが人生において決断すべき
大切なことのひとつに「転職」があります。
どういうタイミングで転職すべきなのか。
あるいは、今の会社を退職すべきなのか。

 

金川顕教は、それについてははっきり決めていました。
「尊敬できる上司や、こうなりたいと思える先輩がいなかったら、
その場所にそれ以上いる必要はない」
つまり、転職(金川顕教が選んだのは起業でしたが)すべきだと。

 

尊敬できる上司や先輩がいないということは、
そのままその会社に居続けても自分自身が目指す方向には
進んでいけないということです。
ルーティンとしてこなす毎日の業務は
上手になっていくかもしれませんが、
そんな仕事には全くワクワクできない。
ワクワク感が感じられない職場なんて、
居続ける意味はありません。

 

この判断をする際には、
最初の「あれ?」という不安がとても大切です。
「なんかちょっと違うな」という小さな違和感を見過ごさないようにしましょう。

 

カンは外れることも多いのですが、
不安からくる違和感はめったに外れることがありません。
ただ、最初の段階でしっかりつかまえておかないとだんだん慣れてしまって、
その状態を当たり前のように感じてしほうようになるので注意が必要です。

 

金川顕教の知り合いで、
若い頃に出会った彼女ともう10年以上付き合っている人がいます。
もう30代だし、そんなに長く付き合っているのにどうして結婚しないんだろう?
と思って尋ねてみたら「なんだかずっと、ちょっとした違和感があって
結婚する気にはなれない」とのことでした。

 

じゃあ別れればいいのに、と金川顕教は思うのですが
「ここまでくると、それも難しくて」と困ったように笑ってため息をついていました。
違和感はあるものの、別れるほどのものではないという判断で、
ずるずると付き合いを長引かせているようです。

 

会社でも同じようなことが起こります。
あまりにサービス残業が多いことに気づいて
「これはおかしいな」と思っても、
それを抑え込んで長く勤め続けていると、
だんだん「辞めるほどではないな」という気になっていきます。
周りのみんなも耐えているのだから、自分も我慢しよう。
そもそも仕事とは辛いものだし、給料もそれなりにもらえているし……。

 

そうなってくると、もう簡単には抜け出すことができません。
アリ地獄と同じで、いったんその中に入ってしまうと、
出口を見つけ出すことができなくなってしまうのです。

 

違和感も不安も、最初に感じたときが大切です。
その時の気持ちが、本当の自分の本音です。
「あれ?」と思ったら、その時にすぐに何らかの行動を起こす。
そう決めておいてください。

金川顕教

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