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2019.01.24

失敗=後悔ではない

「3秒で決めて後悔したことはないんですか?」
という質問をよく受けます。質問というよりも
「そんなに短時間で決めて、後悔しないはずがない!」
「きっと何度も後悔しているはずだ!」と頭から思い込んで、
そういう答えを聞き出そうとしているかのような場合がほとんどです。

 

でも、そう期待している人には残念ながら、
金川顕教はいつもこう答えます。
「後悔したことはひとつもない」と。

 

もちろん、これまでにすぐに決めて実行してきたすべてのことが
うまくいったということではありません。
後から振り返って「あっちの方がよかったかも」と思うことはあります。
ただ、その時々にパッと思いついて
「すぐにやる」と決めてチャレンジしたことが、
自分にとってその時点では一番正しい選択肢だった
という確信は揺らぎません。

 

そう思えるのは
「結局、やってみたことで無駄なことはひとつもない」
という確信を持っているからです。

 

そんなことを言うと、さぞやこれまで
順風満帆な人生だったんだろうと思われるかもしれません。
たいした挫折も苦労も知らないお坊ちゃんなんだな、
人生そんなに甘くないぞ、と。

 

いえいえ,そんなことはありません。
順風満帆どころか、かなりの嵐も吹き荒れて
たくさんの失敗を経験しています。
わかりやすい例を挙げると、大学入学のために二浪していますし、
高校生の頃に抱いていた、音楽家になるために音大に進学したいという夢は、
当時の家庭の経済事情であきらめざるを得なかった。
さらにさかのぼると、小学生や中学生の頃は
自分ではすごく勉強したつもりなのに、
いい点数が全然取れなかったという残念な思い出もあります。

 

今になって振り返ると
「あの時、こうやっていた方がよかったな」と見えてくることも多いのですが、
それを「後悔」にはしていない。
なぜならすべてのことが無駄にはなっていないからです。

 

周りの人たちがどう思っているかはわかりません。
「金川君も、もう少しあの時こうしていれば遠回りせずに済んだのに。
後悔しているでしょうね」なんて思われている可能性はかなりありますが、
本人である金川顕教自身は全く後悔していません。

 

失敗や挫折から学び取って
常に前を向いて進んできたという自負があるからです。
だからこそ今も「すぐ決めて、すぐやる」ことを楽しみながら続けているのです。

 

「後悔している」という発想は、
その時点ですでにマイナス思考です。
「やらなきゃよかったな」と思った瞬間に、
自分自身で過去の経験を「無駄」にしてしまっている。

 

一方で、全く同じ失敗経験をしたとしても
「あの失敗のおかげで気づけたことがあったな」
「失敗したからあの道はあきらめられた」というように、
気づきや学びにしている人はどんどん前に、
そして上に進んでいくことができます。

 

「試験に落ちた」「借金を背負った」「破産した」「会社をクビになった」
というようなことが起こったときに、その事実だけを見ると
マイナス要素であることは間違いないのですが、
それらをどう解釈してどんな学びを得ていくかかによって、
その後の人生は大きく変わります。

金川顕教

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