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2019.01.17

ビジネスは信頼関係が大事

証券会社のアナリストに限らず、未来を予測する仕事の人は、
自分の予測が全く当たらないという状況にたびたび遭遇します。

 

世の中の将来予測のほとんどは、何らかの根拠を持って、
もっともらしく見せているものの、実際の将来はランダムで法則性などないか、
法則性はあっても捉えられていないかのいずれかである。

 

「将来予測のほとんどは外れる」と思っておくのが基本であり、
賢明な人ほど失敗した時の対応力も立派です。

 

彼らは予測が当たるかどうかよりも、予測が間違っていたことが判明した場合に、
速やかにその旨を報告し、自ら信頼回復のリカバリーショットを打てるかが
重要であることを知っています。

 

これに対して、二流の人は下手な言い訳をしたり自説に固執したりして、
結果として傷口を広げてしまうのです。

 

失敗した時に信頼を保つポイントは、言い訳などせず、
“バカ正直”という印象を与えることです。

 

難しいことですが、結局自分を守るのは、間違ったことが判明した時点で、
いかにその間違いが言いづらくても、正直に言うことであります。
自分にできる防衛策は、バカ正直でいることだと言い聞かせる必要があるのです。

 

人は「騙された」と思われた時と、「失敗したが正直者だ」と思われた時では、
対応の仕方がまるで違います。

 

長い人生の中で、あなたはウン百万円の損害を出すミス、
それどころか、会社の重要機密が入ったパソコンをどこかに置き忘れて
なくしてしまうかもしれません。

 

そんな時あなたならどうしますか?

 

あなたにできる最善の策は、即会社に報告することです。
「ごまかせばバレない」という気持ちを捨て去り、
遠山の金さんの如く自分自身にすべてを自白させないといけません。

 

都合の悪いことは隠してしまいたくなるものです。
しかし、一流のビジネスパーソンは、
都合の悪いことほどあけすけに会社と顧客に伝達して、透明性を担保するのです。
バカ正直なくらい透明性を担保できる人だけが、
信頼を手に入れ、出世することができるのです。

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