好循環を生み出し運気を上げる
好循環とは自分が実現したいことが複数の追い風を受け、
より簡単、確実に実行できるようになることです。
通常好循環とは、「自分が作り出すものではない」「起きる時は自然に起きる」
ものだと考えられています。
しかし好循環は、幾つかの布石を打っておくことで、
意識的に作り出せるものだと、金川顕教は考えます。
そのためには、以下の4つのステップが必要になってきます。
①何を実現したいのか、目標を決める
自分としてはこういうことが起きると非常に嬉しいという目標を決める。
難しいプロジェクトを獲得する、格上の企業との提携をまとめる、イベントで講演するなど。
金川顕教は大学在学中、公認会計士試験合格の目標を掲げて努力しましたが、
国家試験合格のように個人でひたすら努力し続ける必要がある目標より、
多くの人が関わり、好循環を生み出せるかどうかの差が大きいものの方が適しています。
ここでは例として、ドローンのユニークな制御機能を持つものの、
知名度のないベンチャー企業が多数の競合企業を差し置いて、
ターゲットとしていた大企業との魅力的なプロジェクトを獲得することを考えてみましょう。
②目標達成のため、理想的には何が起きると嬉しいのか考える
目標達成のため、理想的には何が起こると嬉しいのか、目標達成の決め手となる状況を考えます。
ドローンの例であれば、他にないユニークな制御技術へのお墨付きを何らかの形で得て、
ターゲットとしている大企業の事業責任者に関心を持ってもらう必要があります。
業界の最重要イベントで基調講演をしたり、
アメリカのベンチャーキャピタルから少額でも出資を受けたりすると一気に注目されるでしょう。
③そのために、自分が2歩手前、1歩手前で何をすべきか検討し、実行する
最重要イベントで基調講演の機会を得るには、幾つかのハードルを越える必要があります。
まずは、自社ブログで積極的に発信し、ユニークな技術の存在を発信するのです。
週に2回ブログを書いていたら、多くの場合数ヶ月後には著名なブログだと取り上げられ、
定期的な投稿の機会を得ることができます。
評判のいい記事を書いていると業界誌などから取材がきます。
さらには主要イベントで講演の機会を得て、そこでさらに評価されれば、
遅かれ早かれ、最重要イベントでの基調講演を依頼されることになるでしょう。
これらのプロセスは、一定の努力さえすれば、かなり高い確率で達成できるのです。
自らの努力で紅樹雲関を生み出すことができるのです。
もちろん好循環とは、ラッキーが積み重なっただけではありません。
ドローンの例で例えるなら、技術にユニークな価値があり、
適切な仕掛けを意識的に進めていくという努力の結果なのです。
④好循環を生み出し続けられるよう、種まきを続ける
好循環は「自分が作り出すものではない」「起きる時は自然に起きる」
ものだと考えられていましたが、そうではありません。
好循環はある程度意識して種まきし、仕掛けを作ることで
生み出していけるのです。
当然100パーセントではありません。
何ヶ所かに種をまいておけば、
そのうちのいくつかは育ってくれるでしょうというくらい。
それでも種をまき続けること、
やり続けることに意味があるのです。
金川顕教