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2019.01.17

ストレス引当金を積み立て、人生を変える方法

僕たちの日常は、小さな怒りから大きな激怒まで腹の立つことが多いものです。
しかし、その度に「転職してやる!」「別れて新しい恋人を!」などと
腕まくりしていきりたっているようでは、人はいつまでも進歩しません。
結果的に、新しい社会や新しい恋人とも、同じような問題がひたすら繰り返されてしまうでしょう。

 

しかしながら、無駄な仕事を支持してくる上司や仕事の期限を守れない部下、
理不尽に怒りをぶつけてくる恋人に対して、
大きなフラストレーションを感じない人はいないでしょう。

 

しかし、金川顕教はここ15年怒った記憶がありません。
今日はこういった日常にはびこるストレスから脱却するにはどうすればいいのか、
お話ししていきたいと思います。

 

無駄な仕事を支持してくる上司や仕事の期限を守れない部下、
理不尽に怒りをぶつけてくる恋人に対して、
ストレスを溜めずにやり過ごす方法、
それは”ストレス引当金”を積んでおくことです。

 

引当金とは、例えば貸倒引当金でいうと、ある銀行がとあるお客さんに1万円貸したら、
1万円のうち2000円は返ってこないものと最初からあきらめて、
その期に2000円を損失処理するという考え方です。

 

よって1年後に実際8000円しか返ってこなくても、
その期には2000円の損失は発生しないとみなすことができます。
なぜなら、1年前にその損失の覚悟を決めているからです。
これが引当金の考え方である。

 

余談ですが、金川顕教的にお金の貸し借りはNGです。
貸すイコールあげるくらいに思っていなければ痛い目をみます。

 

この考え方で人間関係のストレスを減らすことができます。
常に一流のクオリティを目指すのはプロとして当然の本分ではあります。
しかし、自分の努力ではコントロールできないことも多い、
理不尽な現実社会との折り合いをつけるべく、心のストレス対策もしなければなりません。

 

例えば、上司から指示を受けるときは、
「どうせ上司の指示の3割は意味がないものだ」と最初から諦めておく、
部下に指示をするときも「どうせ指示した仕事の3割はできないだろう」と諦めておくのです。

 

ストレス引当金を積むことは、職場やプライベートでの不愉快な出来事に関し、
あなたがそれをあっけらかんとやり過ごすのに大きな役割を果たします。
なんせ、最初の段階で不快な事態になることが想定されています。
仮に上司や恋人の振る舞いがひどくても、あなたは激怒することなく
冷静にやり過ごすことができるのです。

 

幸い世の中には、ストレスとの付き合い方をとなえる先駆者が何人もいます。
例えばスタンフォード大学で教鞭をとるケリー・マクゴニガル氏の動画や著書では、
ストレスは悪いものではないということを教えてくれています。

 

人生、およびその終着点である死に関して十分なストレス引当金を積み立て、
人生は困難が続いて当たり前くらいに思っていれば、
誰もあなたの幸福を奪えない悟りの境地に達することができるのです。

 

金川顕教

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